子供の成長は親にとってはとても嬉しいことです。ハイハイから立ち上がり、そして歩くようになると子供たちの世界はどんどんと広がっていきます。やがて小学校に入ると一人で行動する機会も増えてくるので、親たちは成長を嬉しく思う反面、危険な目に合わなかとの心配も増えてきます。その昔は地域のコミュニティーがしっかりと機能していて、近所の人たちが目を光らせていてくれました。

しかし現在はそのような近所づきあいも減り、共稼ぎの親も増えたので小学生の行動を直接見守ってくれる人が少なくなりました。そこで利用されるようになったのがGPSによる見守りです。GPS機能を使えば、子供がどこにいるか、どんなルートを歩いているのかをしっかりと確認できます。小学年の高学年になればキッズケータイを持たせるのも良いかもしれませんが、小学生低学年のうちケータイを持たせるのは、かえって事件に巻き込まれることにもなりかねません。

またケータイを学校に持ち込むのは禁止というところもあります。そのために多くの親は見守りの機能だけのキッズ用のGPSを選んでいます。通学用のランドセルの中につけておけば、親は自分のスマホで子供の位置を確認できます。「かわいい子には旅をさせよ」と言うように、子供に色々なことを体験させることはとても大切です。

危ないからと家に閉じ込めておくのではなく、しっかりと遠くから見守りながら、一人でも危険を回避して行動できるよう訓練をさせるのも親の愛情です。